世界最古の絵画とは?


世界最古の絵画は、洞窟に描かれた壁画でした。ここでは古代の洞窟壁画について詳しく解説します。

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ユネスコの世界遺産に登録されている、スペイン北部の洞窟です。約1万年~1万8000年前の壁画が良い保存状態で残っていることで有名です。描かれているのは、野牛や猪、馬などの野生動物が中心です。古代の絵とは思えないほど、体型や細かな角、牙などの生き物の特徴を正確にとらえて描いており、また着色もされています。

ラスコー洞窟壁画

フランス西南部にある洞窟で、2万年前の壁画が残っています。ここでも描かれているのは馬、羊・野牛、鹿などの野生動物が主ですが、人間の手形も残されているところに特徴があります。この手形は500点にも及び、幾何学模様や刻線などと共に天井や壁を飾るものとなっています。

木の枝や動物の毛をブラシ代わりにし、また指も使って描かれた絵は、動物の細かく分かれた角やたてがみに至るまで細かく描写されています。中には遠近法と見られる技法が使われているものもあり、古代の絵画の技術がすでにかなり高いものであったことをうかがわせます。

洞窟壁画の目的とは

これらの壁画の目的とは何だったのでしょうか?他に史料が残っていないので、実際の目的は判明していません。しかし研究者によれば、何らかの儀式やまじないのための絵であり、作者もシャーマンやそれに準ずる立場の人物だったのではないかと言う推測がされています。また集会や、歌や踊りなどのパフォーマンスの一部として使われたという説もあり、どの説が正しいのか、また他の目的のためだったのか、真実は謎に包まれたままです。