世界最古の彫刻とは?


Image result for 世界最古の彫刻とは?世界最古の彫刻が何か知っていますか?こちらでは、人類が作り出した最古の彫刻作品について解説します。

最古のヴィーナス像

2008年にドイツで発見された、ホーレ・フェルスのヴィーナスと呼ばれる、マンモスの牙で作られたヴィーナス像が、世界最古の彫刻と言われています。高さ6cm、重さ約33gと大変小さいサイズの作品で、約3万5000年前のものと言われています。

胸が特に大きく彫られており、腰もふっくらと丸みを帯びた体型です。女性性を強調していることから、多産の象徴として作られた可能性が高いようです。脚、腕もしっかり彫り込まれているのがわかります。頭がある部分には、リング状の突起がついており、紐に通してペンダントとして使用されているのではないかと見られています。世界最古のアクセサリーとも言えるかもしれません。

オーリニャック文化

このヴィーナス像はオーリニャック文化の中で作られたとされています。オーリニャック文化とは、旧石器時代後期のフランスを中心として興った文化です。フランスのオーリニャック洞窟からその名が来ています。

この文化の遺跡としては多数の石器が出土しており、人々の生活を助けるツールとして使われていたと考えられています。また、「最古の絵画」のページで解説している洞窟壁画や、ヴィーナス像以外の古彫刻の発現もオーリニャック文化の発祥と時期が被っているため、人類の美術が生まれた源の文化であるとされています。ホーレ・フェルスのヴィーナスは、このオーリニャック文化の中でも一際古い年代に位置付けられています。